そんなはずはないだろう…貧乏アイドル・滝口ひかりを確認してみる
ここ数日、ネット上で話題の滝口ひかりさんというアイドルの方がいらっしゃるのですが、なんでも、
「2000年に1人の美少女」
との呼び声が高いとか。
…ていうかそれ、世間の声ではないでしょうけど(笑)、そう思ってもらいたいということですね。仕掛ける側が。
以前ですと天使すぎるとか美人すぎるとかが流行っていましたので、それ以外のコピーもそろそろ欲しいですよね。10年に1人、とかだと高校球児みたいだし、1,000年もどこかでいろいろ使われてそう。ってな感じで2,000年なんでしょうか。
以前ですね、格闘家で「霊長類最強」っていう外国人選手がいたんですけど、霊長類ってサルとかとも戦うんかい!ってツッコミを入れて楽しみましたから(笑)。そういう香ばしさがありますね、2000年に1人の美少女って。
そして、実家は貧乏で家族は仲良し、といったストーリーで『人生が変わる1分間の深イイ話』でも紹介されていたようです。ここがまた、セレブ系タレントの対極にあって、好感が持てますよね。
「2000年に1人の美少女」というならば一度確認してみよう、ということで画像やら動画を漁る諸兄も全国的に同時多発しているかと思います。
この時の心情って、「2000年に1人とかいってそのへんのキ◯バ嬢と変わらんやん!」とディスってみたくなる、というのと、「アラいいですね」と思える掘り出し物を見つけたい、が同居している感じなんじゃないでしょうか?思うに、そのへんのさじ加減が、バイラルしていく要因のような気がします。
動画タイトルに数字や権威付けを施すテクニック
なんというんでしょう、これが「天使すぎる」とかだともう食傷気味な感もあるのですが、2000年というのがいいですね。根拠がよくわからないし、1000年よりは凄いし。あるようでない。だから仕掛人はこのコピーをメディアにばらまいているんでしょう。
これは、YouTube動画で成功したい時にも有用なテクニックだと思いますね。私は検索ボリューム、SEO、といった見地からブログ記事や動画のタイトルを考えていきましょう、といつも発信しているわけですが、一方で、関連動画表示スペースでひと際興味を惹くタイトルを用意するというのも有効な手段です。
その際、「2000年に1人の〜」とか「全米No.1」とか「モンドセレクション金賞」とか(笑)、そういう数字や権威付けを施すことで、ちょっと観てみようか、という人を生むことができます。あと、実際に動画を観ないとそのタイトルの語句を検証できない、そして検証したくなるような感じ。
件の「2000年に1人」だという滝口ひかりさんも、そのコピーがあったからチェックしてしまったんですよね。他のアイドルや街のキャ◯嬢とさほど変わらない子だったとしても、こうやってチェックしてしまうところまで連れて行かれてしまった、というわけです。
私の面白動画においても、「◯◯◯人の中から選ばれた」とか、「◯◯◯氏も絶賛の」とかで数字を集めたものが結構あるんですよね。
だから、芸能ニュースなんかを見て自分が興味を持ってしまった数字や権威付けは、自分のコンテンツでも使えないか考えてみるのもアリでしょうね。
ちなみに、私はそういう秀逸と思えるコピーと出会ったら、PCのデスクトップにある「コピーライティング」という名前のテキスト書類に即、コピペします。後で自分の動画のタイトル付けの参考にするからです。
「そんなはずはないだろう」と思ってもらう
もう1つポイントなんですが、前述の通り、「2000年に1人とかいってそのへんの◯ャバ嬢と変わらんやん!」と疑念を持った人が、それを確信に変えるために当該アイドルを吟味する、というエネルギーを使ったりしてると思うんですよ。私もそうでしたし。
なので、あなたの動画タイトルを見て、「そんなはずはないだろう、否定するために確かめてやる」と、動画を観てくれる可能性だってあるんですよね。そこから「面白かった」と思ってもらえるかどうかは内容次第ですけど、PVはカウントされますよね。
タイトルがあまり行き過ぎると釣りになっちゃいますけど、「そんなはずはないだろう」と思ってもらえたとしたら、興味を持たれたということでもあるのです。
当たり障りのないタイトルよりは、「そんなはずはないだろう」とツッコミが入るようなタイトルの方がクリック率は上がるんじゃないか…という意見です。
そして、コメント欄に笑えるツッコミを入れてくれる人もいますから、そういう楽しみ方が私は好きですね〜。