「もっと自由な時間があれば、副業を頑張れるのに」
「会社の仕事が忙しくなければ、もっとブログ記事を書けるのに」
副業や個人起業に取り組んでいる方の中には、このように感じている人も多いのではないでしょうか。
私自身、会社員として働きながらブログ収益化に取り組んでいた時期があるので、その気持ちはよく分かります。
本業が終わってから記事を書く。
休日の空いた時間を使って作業する。
眠い目をこすりながら、何とか少しでも前に進めようとする。
当時は、自由な時間がもっと欲しいと思っていました。
そして私は2016年に会社を辞め、個人でビジネスを営む生活を始めました。
それから約10年。
会社員時代に憧れていた、比較的自由に時間を使える働き方を実現してきたつもりです。
ところが、実際に自由な時間を手に入れてみると、意外なことに気づきました。
自由な時間が多ければ多いほど、仕事が進むとは限らない。
むしろ、ある程度の時間的な制約があった方が、集中して仕事に取り組めることもあるのです。
今回は、会社員時代の副業経験と、独立後の生活を振り返りながら、時間の制約を前向きに捉える考え方についてお話しします。
Contents
会社の決算と動画納品が重なり、久しぶりに忙しい日々を過ごした
最近、私の仕事では複数の締め切りが重なる時期がありました。
自分の会社の決算に関する作業。
取引先へ納品する動画の制作。
その他、日々の業務。
それぞれに期限があるため、普段よりも時間を意識して仕事を進めなければならない状況になったのです。
朝早く起きて作業したり、普段なら昼寝をしている時間を仕事に充てたり、場合によっては夜遅くまで作業したり。
なかなか忙しい日々でした。
もちろん、睡眠時間を削って働くことが良いとは思っていません。
実際、疲れも感じましたし、休息の大切さも改めて実感しました。
ただ、その一方で、興味深いことにも気づいたのです。
普段より自由時間が少ないにもかかわらず、仕事に取り組んでいる時間の密度が高く感じられました。
何時までに、この作業を終わらせる。
次の予定が始まる前に、ここまで進める。
そんなことを考えながら動いていると、自然と仕事の優先順位を意識するようになります。
普段なら後回しにしていた作業にも、早めに着手するようになりました。
忙しいこと自体は大変でしたが、仕事の進め方という点では、学ぶことの多い時期だったと思います。
2016年に会社員を辞めて、自由な働き方を手に入れた
私は2016年に会社員を辞め、個人でビジネスを営む生活を始めました。
会社員時代は、当然ながら勤務時間が決まっています。
出勤する時間も、退勤する時間も、基本的には会社の都合に合わせる必要があります。
しかし、独立してからは、仕事の予定を自分で決められるようになりました。
朝、何時から仕事を始めるのか。
昼間にどのような予定を入れるのか。
いつ休憩するのか。
こうしたことを、自分で判断できるようになったのです。
もちろん、完全に自由というわけではありません。
私には家族がいます。
娘の習い事の送り迎えをしたり、家族で夕食を食べたりと、日々の生活の中にはさまざまな予定があります。
また、取引先との打ち合わせや納品期限もあります。
それでも、会社員時代と比較すれば、時間の使い方については相当な自由を得られたと思っています。
世の中の家庭を持つ男性の中でも、かなり自由な働き方をしている方ではないでしょうか。
少なくとも、私自身はそう感じています。
ところが、その自由な環境にも、思わぬ落とし穴がありました。
自由な時間が増えたのに、仕事のスピードが落ちることがあった
独立後の生活で、私が反省していることがあります。
それは、自由な時間が多い時期ほど、仕事の進み方が遅くなることがあったという点です。
例えば、特に急ぎの仕事がない日。
午前中に作業を始めてもよいし、午後からでもよい。
今日やらなくても、明日やればよい。
そんな状況です。
一見すると、非常に恵まれた環境だと思います。
しかし、私の場合、こうした自由な状況が続くと、仕事への取りかかりが遅くなることがありました。
本来なら午前中に終わる作業を、何となく午後まで引き延ばしてしまう。
急ぎではない企画を後回しにする。
必要最低限の仕事はこなしていても、新しいことに挑戦する機会が減ってしまう。
そんなことがあったのです。
しかも、余った時間を思い切り遊んで楽しんでいるのかといえば、必ずしもそうではありません。
何となくインターネットを見たり、気づけば時間が過ぎていたり。
仕事も遊びも、どちらも中途半端になってしまうことがあります。
私はこの経験から、自由な時間を持つことと、その時間を有意義に使えることは別の問題なのだと感じるようになりました。
もちろん、自由な環境でも高い生産性を維持できる人はいるでしょう。
ただ、少なくとも私の場合は、ある程度の予定や締め切りがあった方が、仕事のペースを作りやすいと感じています。
副業時代は、少ない時間を必死にかき集めてブログを書いていた
忙しい日々を過ごしていると、私は会社員時代に副業をしていた頃のことを思い出します。
当時は、本業があるため、ブログに使える時間が限られていました。
仕事が終わってから記事を書く。
少しでも空いた時間があれば、ネタを調べる。
休日には、まとまった作業時間を確保する。
とにかく、少ない自由時間をかき集めるようにして、ブログ収益化に取り組んでいました。
正直に言えば、楽な生活ではありませんでした。
眠い日もありましたし、気の休まる時間が少ないと感じることもありました。
それでも、当時の私は、限られた時間の中で何をするべきかを、かなり真剣に考えていたように思います。
例えば、仕事が終わってから2時間しか使えないのであれば、その2時間で記事をどこまで進めるのか。
休日に作業できる時間があるなら、どの記事を優先するのか。
時間が限られているからこそ、作業の順番を考える必要がありました。
そして、その経験を通じて、ブログ記事を書く力や、仕事を進めるための判断力が少しずつ身についていったと感じています。
もちろん、当時の成長が時間の制約だけによるものだったとは言えません。
学習量や経験の積み重ねなど、さまざまな要因があったと思います。
それでも、私の実感としては、時間が限られていたことが、集中して取り組むきっかけの一つになっていたのです。
なぜ締め切りがあると仕事が進みやすくなるのか?
では、なぜ時間的な制約があると、仕事が進みやすくなるのでしょうか。
私は、自分自身の経験から、主に3つの理由があると考えています。
1. 作業の優先順位を決めやすくなる
締め切りがあると、何を先に終わらせるべきかが明確になります。
例えば、明日までに動画を納品しなければならない場合、今日やるべきことは自然と決まってきます。
編集を終わらせる。
必要な確認を行う。
納品できる状態にする。
このように、目的が明確になると、優先順位を考えやすくなります。
一方、締め切りがない場合は、何から始めてもよい状態になりがちです。
その結果、重要度の低い作業から手をつけたり、作業を始めるまでに時間がかかったりすることがあります。
2. 完璧を求めすぎず、作業を前に進めやすくなる
時間に余裕があると、細かい部分が気になり、必要以上に時間を使ってしまうことがあります。
例えば、ブログ記事のタイトルを何度も考え直したり、文章の細かい表現を延々と修正したり。
もちろん、記事の品質を高めることは重要です。
しかし、いつまでも完成させられなければ、公開後の結果を確認することもできません。
締め切りがあると、必要な品質を確保したうえで、どこまで作業するかを判断する必要があります。
私は、この判断も仕事を進めるうえで大切だと感じています。
ただし、品質確認や安全面に関わる工程まで省略してよいという意味ではありません。
あくまで、必要以上に時間をかけている部分を見直すということです。
3. 作業開始を先延ばしにしにくくなる
私自身、自由な時間が多いと、つい作業開始を先延ばしにしてしまうことがあります。
「まだ時間があるから、あとでやろう」
そう思っているうちに、気づけば夕方になっている。
そんな経験は、一度や二度ではありません(笑)。
しかし、締め切りが近づいていると、そうも言っていられません。
いつまでに終わらせる必要があるのかが明確なので、作業を始めるきっかけになります。
もちろん、締め切りがあれば必ず集中できるわけではありません。
プレッシャーが強すぎると、かえって仕事が進まなくなることもあるでしょう。
それでも、私にとっては、適度な時間的制約が行動を促す要因になっていると感じています。
副業する時間がない人が実践したい5つの時間管理方法
ここまで、時間の制約を前向きに捉える考え方について説明してきました。
では、実際に本業が忙しく、副業の時間を確保しにくい人は、どのように行動すればよいのでしょうか。
私自身の副業経験を踏まえ、5つの方法を紹介します。
1. まずは1週間の中で使える時間を確認する
最初におすすめしたいのは、1週間の生活を振り返り、副業に使える時間を確認することです。
平日の夜に30分使える日があるのか。
休日に1〜2時間確保できるのか。
通勤時間や休憩時間に、調べ物などの軽い作業ができるのか。
こうした時間を確認します。
ただし、睡眠や食事、家族との時間まで無理に削る必要はありません。
まずは、健康や生活を維持できる範囲で、現実的に使える時間を探すことが大切です。
2. 作業時間ではなく、作業内容を決める
例えば、「今日はブログを2時間頑張る」と決めたとします。
しかし、何をするのかが決まっていなければ、パソコンの前で迷ってしまうことがあります。
そこで、時間だけでなく、作業内容も具体的に決めます。
「今日は記事の見出しを完成させる」
「検索キーワードを5つ調べる」
「昨日書いた記事を見直して公開する」
このように、終わりが分かる作業を設定するのです。
私自身、限られた時間で仕事を進めるときには、何を終わらせるのかを意識することが重要だと感じています。
3. 自分で小さな締め切りを作る
取引先からの納期がないブログ運営では、締め切りが曖昧になりがちです。
そこで、自分で小さな締め切りを作る方法があります。
例えば、火曜日までにネタ選定を終わらせる。
木曜日までに記事の下書きを作る。
日曜日までに公開する。
このように作業を区切ることで、進捗を確認しやすくなります。
ただし、達成できないほど厳しい予定を作る必要はありません。
無理なく続けられる範囲で、少しずつ作業のペースを作ることが重要です。
4. 作業時間を短く区切って集中する
まとまった時間が確保できない場合は、短い時間で作業を区切る方法もあります。
例えば、25分だけ記事を書く。
15分だけネタを調べる。
10分だけ過去の記事のデータを確認する。
こうした短い作業でも、積み重ねることで前に進めることがあります。
私が副業時代に感じていたのも、必ずしも長時間の作業が必要というわけではなく、限られた時間に何をするかが重要だということでした。
5. 休息も予定に組み込む
最後に、忘れてはいけないのが休息です。
今回の私のように、複数の締め切りが重なると、つい睡眠時間を削ってしまうことがあります。
しかし、睡眠不足が続けば、集中力や判断力に悪影響が出る可能性があります。
副業や個人起業は、短期間だけ頑張れば終わるものとは限りません。
長く続けるためには、健康を維持することも重要です。
私は今回の忙しい時期を通じて、時間の制約が仕事の集中につながる場合があると感じる一方、無理を続けることの問題も改めて意識しました。
だからこそ、適度な締め切りと十分な休息を両立させることが大切だと思っています。
完全に自由な働き方を目指すなら、自分で時間を管理する力が必要
私は、個人起業の魅力の一つは、時間の使い方を自分で決められることだと思っています。
会社員時代には難しかった平日の予定も、自分で調整できるようになります。
家族との時間を優先したり、好きな場所で仕事をしたりすることもできます。
ただし、自由な働き方には、自分で自分を管理する必要があるという側面もあります。
誰かが毎朝、出勤時間を決めてくれるわけではありません。
上司が毎日の仕事を細かく指示してくれるわけでもありません。
何をいつまでに終わらせるか、自分で判断しなければならないのです。
私は、独立後の生活を通じて、この難しさを感じてきました。
自由な時間が多いことは、間違いなく大きなメリットです。
しかし、その自由を活かせるかどうかは、自分の行動次第でもあります。
だからこそ、自由な働き方を目指している人ほど、時間管理の方法を学んでおくことが重要なのではないでしょうか。
私は今後、あえて締め切りのある仕事を増やそうと考えている
最近の忙しい日々を経験して、私は自分の仕事の進め方についても考えるようになりました。
それは、あえて締め切りのある仕事を増やすことです。
例えば、企業向けのYouTubeコンサルティングや、継続的な動画制作の仕事などです。
こうした仕事には、打ち合わせや納品、定期的な報告などの予定が発生します。
もちろん、仕事を増やしすぎれば負担が大きくなるため、無理のない範囲で考える必要があります。
ただ、私の場合、適度に予定が入っている方が、生活全体のリズムを作りやすいと感じています。
締め切りがある仕事を進めながら、自分のメディア運営や新しい企画にも取り組む。
そんな働き方の方が、かえって時間を有効に使えるのではないかと考えているのです。
もっとも、朝が弱いという問題は、独立してからも相変わらずです。
そこは今後の課題ですね(笑)。
まとめ:時間がないことを嘆くより、今ある時間をどう使うかを考えよう
今回は、私自身の会社員時代の副業経験と、2016年に独立してからの生活を振り返りながら、時間の制約について考えてみました。
副業時代の私は、自由な時間がもっと欲しいと思っていました。
本業が終わってからブログ記事を書き、限られた時間の中で何とか作業を進めていました。
そして、独立後は比較的自由に時間を使える生活を実現しました。
ところが、自由な時間が増えたからといって、必ずしも仕事の生産性が上がるわけではありませんでした。
むしろ、時間に余裕があると、作業を先延ばしにしてしまうこともあったのです。
一方、最近のように複数の締め切りが重なると、自然と仕事の優先順位を意識するようになりました。
その経験から、私は改めて感じています。
時間の制約は、必ずしもビジネスにとって不利な条件ではない。
もちろん、本業が忙しすぎて休息を取れない場合や、心身に負担がかかっている場合は、無理をして副業を続けるべきではありません。
健康や家族との生活を犠牲にしてまで、作業時間を増やす必要はないと思います。
しかし、限られた時間の中でも、できることはあります。
今週は何を終わらせるのか。
今日の30分で何を進めるのか。
どの作業を優先するのか。
こうしたことを考えるだけでも、時間の使い方は変わってくるかもしれません。
私自身、会社員時代に副業へ取り組んでいた頃は、少ない時間を何とか活用しようと必死でした。
その頃の自分を思い出すと、今の自由な環境を十分に活かせているのか、反省することもあります。
これからは、適度な締め切りや予定を自分の生活に取り入れながら、仕事の集中力を高めていきたいと思っています。
副業に使える時間が少ないと感じている方も、今の環境でできることを一つずつ進めてみてはいかがでしょうか。
「時間さえあれば、もっと頑張れるのに」
そう考える気持ちはよく分かります。
しかし、時間が増えれば自動的に行動量が増えるとは限りません。
だからこそ、今ある時間をどう使うかが大切なのだと思います。
以上、久しぶりに締め切りに追われながら、副業時代の自分を思い出して反省している私からのリポートでした。


