副業や個人ビジネスに取り組んでいると、「今日は仕事を進めよう」と思っていたのに、気づけば何もできずに一日が終わってしまった、ということはありませんか?
私自身、個人でビジネスを営んでいますが、そんな経験は何度もあります。
仕事をする時間がないわけではありません。
やらなければならないことも分かっています。
それなのに、なかなか作業を始められない。
そんな自分の行動を振り返っていたとき、あることに気づきました。
仕事を始めるために自分で決めた条件が、いつの間にか仕事をしないための言い訳になっていたのです。
きっかけは、私が毎日行っているお風呂上がりのストレッチでした。
今回は、このちょっと情けない実体験をもとに、副業や個人ビジネスで作業を先延ばしにしてしまう理由と、その対策について考えてみたいと思います。
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お風呂上がりのストレッチが仕事を先延ばしにする原因になっていた
私は普段、お風呂上がりにストレッチをすることを日課にしています。
体をほぐしてリラックスするための習慣で、健康管理の一環として続けているものです。
そして、夜に仕事をする日は、こんな予定を立てることがあります。
「お風呂に入って、ストレッチを終えたら仕事をしよう」
一見すると、何の問題もない計画ですよね。
先に健康のための習慣を済ませ、その後で仕事に集中する。
むしろ、規則正しい生活を送るための良い方法にも思えます。
ところが、実際には困ったことが起こります。
お風呂から上がった後、なかなかストレッチを始めないのです。
ちょっとニュースを確認しようと思ってインターネットを開く。
気になる記事を見つけて読む。
そこから関連する情報を調べ始める。
気づけば、いつまでもネットサーフィンを続けている。
当然、ストレッチは終わっていません。
そして、ストレッチが終わっていないので、仕事も始まりません。
「ストレッチが終わったら仕事をする」という予定だったはずなのに、いつまで経っても最初のストレッチに取りかからないわけです。
ダメですね(笑)。
ただ、この行動を振り返ってみると、単に怠けているというだけではない、興味深い問題が隠れていることに気づきました。
「〇〇が終わったらやる」は、やらない理由にもなる
私が気づいたのは、次のようなことです。
「ストレッチが終わったら仕事をする」
この言葉は、裏返すと、
「ストレッチが終わるまでは仕事を始めなくてもよい」
という意味にもなります。
つまり、仕事を始めるための条件を設定したつもりが、仕事を始めないことへの許可を自分に与えていたのです。
もちろん、ストレッチをすること自体は悪くありません。
問題なのは、ストレッチと仕事を必要以上に結びつけてしまったことです。
よく考えれば、ストレッチが終わっていなくても仕事はできます。
先に仕事を少し進めてからストレッチをしても構いません。
それなのに、私は自分で決めた順番にこだわり、最初の行動が終わらない限り、次の行動を始められないような状態を作っていました。
そして、そのルールを都合よく利用していたわけです。
これは、心理学でいう先延ばし行動の一例として考えることができます。
ただし、先延ばしには疲労や不安、作業の難しさなど、さまざまな要因が関係します。
私の場合は、作業を始める条件を自分で作り、その条件を満たさないことが仕事を後回しにする口実になっていたと感じています。
「仕事が忙しいから副業ができない」も同じ構造かもしれない
この話は、副業に取り組んでいる人にも当てはまるのではないでしょうか。
私はこれまで、インターネットを活用したビジネスの指導にも携わってきました。
その中で、副業の作業が進まない理由として、こんな話を聞くことがあります。
「最近、本業が忙しくて副業の作業ができていません」
もちろん、これは十分に理解できる話です。
会社員として働いていれば、残業が増える時期もあります。
休日出勤が続くこともあるでしょう。
家事や育児、介護などで、自分の時間を確保することが難しい人もいます。
そうした状況で無理に副業を進めれば、体調を崩してしまうかもしれません。
ですから、忙しいことを理由に作業を休むのが、必ずしも悪いわけではありません。
ただ、ここで一つ考えてみたいことがあります。
「本業が忙しいから副業ができない」
この言葉が、いつの間にか、
「本業が忙しい日は、副業をやらなくてもよい」
という自分への許可になっていないでしょうか。
例えば、本業が忙しい日でも、実際には15分程度の自由時間があるかもしれません。
その15分を使って副業の作業を少し進めることは可能なのに、「今日は忙しかったから」と最初から何もしないことにしてしまう。
もちろん、休息が必要なら休むべきです。
しかし、時間や体力に余裕があるにもかかわらず、忙しさを理由に作業を避けているのであれば、一度自分の行動を見直してみてもよいと思います。
これは、まさに私がストレッチを口実に仕事を先延ばしにしていたのと似た構造です。
本当に時間がないのか、それとも作業を始めたくないのか
副業が進まないとき、私が大切だと思うのは、作業できない理由を具体的に考えることです。
例えば、「忙しいからできない」という説明だけでは、実際に何が問題なのか分かりません。
本当に時間がないのか。
疲れていて集中力が残っていないのか。
何から始めればよいか分からないのか。
作業そのものが面倒なのか。
成果が出ないことへの不安があるのか。
理由によって、必要な対策は変わります。
本当に時間が足りないのであれば、作業量やスケジュールを見直す必要があります。
疲労が原因なら、まずは休息を取るべきでしょう。
作業の進め方が分からないのであれば、必要な知識を調べたり、詳しい人に相談したりすることが役立ちます。
一方、単に取りかかるのが面倒なのであれば、作業のハードルを下げることで改善できるかもしれません。
私のストレッチの話も、よく考えれば「ストレッチをする時間がない」という問題ではありませんでした。
ストレッチを始めることも、その後で仕事をすることも、何となく後回しにしていただけです。
こうして原因を具体的に考えると、対策も見えてきます。
副業の先延ばしを減らすために意識したい5つの対策
では、実際に作業を始めやすくするには、どうすればよいのでしょうか。
私自身の経験を踏まえて、取り入れやすい方法を5つ考えてみました。
1. 作業開始に余計な条件をつけない
まず大切なのは、仕事を始めるために必要のない条件を設定しないことです。
「部屋を片づけたら仕事をする」
「コーヒーを飲んでから仕事をする」
「ニュースを確認してから仕事をする」
こうした習慣が仕事のスイッチになる人もいるでしょう。
しかし、その準備自体が先延ばしの原因になっているのであれば、見直した方がよいかもしれません。
私の場合なら、ストレッチを終えていなくても、先に仕事を始めればよいのです。
準備が完璧に整うことを待たず、できる作業から取りかかる。
それだけでも、無駄な待ち時間を減らせると思います。
2. 最初の作業を5分で終わる内容にする
仕事を始めることに抵抗を感じるときは、最初から大きな作業を予定しないことも有効です。
例えば、ブログ記事を1本完成させようと思うと、それなりの時間と集中力が必要です。
しかし、記事タイトルを3つ考えるだけなら、5分程度でも取り組めるかもしれません。
動画編集なら、素材を一つ確認する。
営業活動なら、見込み客を一件調べる。
メール対応なら、返信が必要な内容を整理する。
このように、作業を小さく分けることで、最初の一歩を踏み出しやすくなります。
5分だけ作業して終わっても構いません。
そのまま続けられそうなら、もう少し進めればよいのです。
大切なのは、最初から完璧な成果を求めないことだと思います。
3. 「何時から始めるか」を具体的に決める
「時間ができたら副業をする」という予定は、意外と実行しにくいものです。
なぜなら、いつになったら時間ができたと判断するのかが曖昧だからです。
それよりも、「21時から15分だけ記事を書く」と決めておく方が、行動を具体化できます。
例えば、私の場合なら、
「ストレッチが終わったら仕事をする」
ではなく、
「21時になったら仕事を始める。ストレッチはその前後で行う」
と決める方法が考えられます。
こうすれば、ストレッチの進み具合に仕事の開始時間を左右されにくくなります。
ただし、予定通りに始められなかったからといって、その日の作業をすべて諦める必要はありません。
21時に始められなかったなら、21時30分から始めてもよいのです。
予定は自分を縛るためではなく、行動しやすくするために使うものだと思います。
4. ネットサーフィンなどの誘惑を減らす
私自身の失敗を振り返ると、仕事を始める前のネットサーフィンも大きな問題でした。
少しだけニュースを確認するつもりが、次々と関連記事を読んでしまう。
気づけば、かなりの時間が過ぎています。
インターネットは仕事に欠かせない道具ですが、同時に時間を消費しやすい環境でもあります。
そのため、仕事を始める前は、目的のないネット閲覧を控えることも一つの対策です。
例えば、作業に必要なページだけを開いておく。
スマートフォンを手の届きにくい場所に置く。
仕事をする時間帯はSNSの通知を切る。
こうした小さな工夫でも、余計な情報に気を取られる機会を減らせます。
私も、ネットサーフィンを始める前に仕事を少し進めることを意識したいと思っています。
自戒を込めて(笑)。
5. 作業できなかった日を責めるより、原因を振り返る
副業に取り組んでいると、予定していた作業ができない日もあります。
そんなときに、自分を必要以上に責める必要はありません。
重要なのは、なぜできなかったのかを振り返ることです。
例えば、仕事が忙しくて疲れていたのであれば、次回は無理のない作業量に調整する。
ネットサーフィンで時間を使ってしまったのであれば、次回は先に作業を始める。
何をすればよいか分からなかったのであれば、前日のうちに作業内容を決めておく。
このように、できなかった原因を次の改善につなげれば、失敗にも意味があります。
私自身、ストレッチを口実に仕事を先延ばしにしていたことに気づいたのも、自分の行動を振り返ったからでした。
何となく「今日はダメだった」で終わらせるより、具体的な原因を一つ見つける方が、次の行動につながりやすいと思います。
副業では「毎日頑張ること」より「続けられる仕組み」が大切
副業や個人ビジネスでは、継続することが重要だと言われます。
私も、継続的に行動することには大きな価値があると思っています。
ただし、毎日長時間作業することだけが継続ではありません。
本業が忙しい日もあれば、家族との時間を優先したい日もあります。
体調が悪いときには、休むことも必要です。
それでも、長期的に副業を続けたいのであれば、無理なく取り組める仕組みを考えることが大切です。
例えば、平日は15分だけ作業し、休日にまとまった時間を確保する方法もあります。
仕事が忙しい時期は情報収集だけにして、余裕ができたら制作作業を進める方法もあるでしょう。
また、作業を細かく分けておけば、短い空き時間でも取り組みやすくなります。
大切なのは、自分の生活に合った方法を見つけることです。
私の場合は、仕事の時間を比較的自由に決められる立場だからこそ、かえって作業を先延ばしにしてしまうことがあります。
自由な働き方には多くのメリットがありますが、自分で時間を管理する必要があるという難しさもあります。
だからこそ、気合いや根性だけに頼らず、自然と仕事を始めやすい仕組みを作ることが重要なのだと思います。
まとめ:仕事を始めないための「自分への許可」に気づこう
今回は、私自身のちょっと情けない体験から、副業や個人ビジネスの先延ばしについて考えてみました。
お風呂上がりにストレッチをする。
ストレッチが終わったら仕事をする。
そう決めていたはずなのに、ネットサーフィンを続けてしまい、ストレッチも仕事も始まらない。
この経験から私が気づいたのは、「何かが終わったら仕事をする」という条件が、仕事をしないための言い訳にもなってしまうということでした。
これは、副業に取り組む人が「本業が忙しいから作業できない」と考えることにも、似た部分があると思います。
もちろん、本当に時間がないときや、疲れているときには無理をする必要はありません。
ただ、作業できない理由が本当に時間不足なのか、それとも自分で作った条件による先延ばしなのかは、一度考えてみる価値があります。
仕事を始めるために、すべての準備が整う必要はありません。
5分だけでも作業してみる。
開始時間を具体的に決める。
余計な誘惑を減らす。
そんな小さな工夫を積み重ねることで、仕事に取りかかりやすくなる可能性があります。
私自身、これを書きながら改めて反省しています。
ストレッチが終わらなくても、仕事はできるんですよね(笑)。
副業でも個人起業でも、成果を出すためには実際に行動することが欠かせません。
そして、行動できないときには、自分が無意識に作っている「やらなくてもよい理由」に目を向けてみる。
それが、先延ばしを減らすための第一歩になるのではないでしょうか。

