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サンミュージックが社員をリストラ!?ベッキーCM違約金で窮地か
ゲスの極み乙女。の川谷絵音さんとベッキーさんのLINE流出騒動が連日報道されていますが、ここにきて、ベッキーさんの所属事務所であるサンミュージックの経営が危ぶまれているとの噂が流れています。
それもそのはず、ベッキーさんのスキャンダルを受けて彼女のCMは次々と終了、違約金は数億円単位にも上ると言われていますからね。
おまけに、これまで稼ぎ頭だったベッキーさんは今後仕事を失っていくでしょうから、稼げるはずだったお金が入ってこなくなるということになります。
売り上げの20%はベッキーさん関連の仕事だとも言われている事務所経営だったことから、社員の皆さんは気が気でない、という状況でしょう。
このまま減収が続くと、昇給どころか減給、リストラもあるのではないかとテレビ局関係者がコメントしているそうな。
…という話題なのですが、私も内部にいるわけではないので実際のところはわかりません。ただ、確実に言えるであろうことは以下の2点です。
1. 『ベッキー』というブランド、コンテンツからの売り上げが今後激減する。
2. 事務所収入は『ベッキー』関連の比重が大きかった。
加えて、ベッキーさんありきで社員数(人件費)を始めとする各種コストが設定されていたとしたら、これからの経営は当然ヤバくなるわけです。
こういう状況の中、『ピンチはチャンス!レッツポジティブ!!』とヤケクソになるのも一興ですが…やはり、この事例を見て我々は学びと気づきを冷静に得ることが肝要かと存じます。
1人の所属タレントにその他多数がぶら下がるリスク
ベッキーさんの所属事務所は、ベッキーさんとカンニング竹山さんの仕事が金額的に大きかったと言われています。加えて他の芸人さんや俳優さん、ミュージシャンが所属し、日々仕事をしています。トップ2が活躍しているから、それに付随して活動の基盤が与えられているという他所属タレントさんもいるでしょうね。
『ドル箱』タレントであるベッキーさんとカンニング竹山さんの両名がいるお陰でクライアントとのネットワークを強力に構築することが出来、大きく稼ぐことが出来、事務所はマネージャーを多く雇うことが出来、他タレントの仕事もどんどん受注出来るという仕組みがあります。
ベッキーさんがこのままフェードアウトして稼げなくなってしまったら、サンミュージックとしてはカンニング竹山さん以外にもドル箱を生み出す必要性に迫られてくるでしょう。
しかし、それが出来ない場合はどこで補填すればいいか。まず、人件費のカットは充分考えられます。
1人のタレントに社員の給料や存在自体が危ぶまれる状況。当たり前すぎる話ですが、メインの『売り物』が売れなくなると、こういうことが起きます。
安心確実な芸能事務所経営とは?
キャスティングが主な収益源の芸能事務所では、ベッキーさんの例のようにタレントのプライベートにまで会社の売り上げが左右されてしまうということが改めて認識されたと思います。
そして、売れっ子が生まれるのは嬉しいことのはずなのに、それがある前提で事業を続けていくとリスクになるということ。これは、どんな業種でも同じことが言えますよね。
タレント1人に依存するって、危険。。
ではどうすればいいかというと、考えられる解決策の1つは『ベッキーを作らない』というのが理想です。
どういうことかというと、1人のタレントが消えていなくなっても、売り上げ全体の割合としては低い数字だったからダメージは限定的だった、というような状況にしておくことです。
これを達成するには、タレント各人の単価を平均的にすることが求められます。2,000万円稼ぐタレントを30人抱えていて6億。1人消えても5億8,000万残る、みたいな。
このバランスが1人に偏ってしまうと、その人がいなくなった時に全体の収支が合わなくなり赤字、倒産へと向かっていきます。
あるいは、ちょっとだけ儲かるタレントを何百人も抱えて、全体の中でベッキーさんの売り上げの割合が低い状態にやはり持っていくとか。ロングテール理論の『テール』を作るということです。
しかし、これをやるにはマネジメントのエネルギー、人員が必要になりますので結局は採算取れないでしょうね。
このように、少数精鋭って起業家目線では非常に危ないということですね。
コンビニのオーナーがアルバイトを雇う場合でも、1人のバイトにシフトを与えすぎない方が安全ですよね。その人が飛んでしまったら、補充に時間がかかった場合ヤバいですから。
とにかく、売り上げを1人とか1つのコンテンツに依存するのは不安要素だ、ということです。
しかしながら、ベッキーさんは生身の人間ですし、タレントのマネジメントはある部分では人情の世界でもあります。多くのタレントさんをマネジメントする上で、金勘定だけでは割り切れないこともきっとあるんじゃないでしょうか。
サンミュージックって、岡田有希子さんの一件以来タレントさんを大事にすることでも知られている事務所ですからね。
シビアに言うと、『人情』も経営のリスクと言えるでしょう。
ネット起業家もリスクを分散すべし!
ここで、当サイトのテーマになっている『ネットビジネスで稼ぐ』ということについても思いを至らせてみたい次第です。
インターネットビジネスと言っても稼ぎ方は色々ありまして、グーグルアドセンスを使ったクリック課金型アフィリエイトや、商品販売を代行して手数料を報酬として受け取る成果報酬型アフィリエイト、メルマガを発行してコアな読者に属性の合った商品をセールスするDRM、ネット上でモノを仕入れて高値で売る転売など、多岐に渡ります。
ここで気をつけたいのは、1つの稼ぎ方だけで勝負し続けると、それがダメになった時に収益がゼロになってしまうということです。
私の場合、最初はYouTube収益化のみをやっていました。これで月収10万円を超えた時期に思ったのは、『YouTube様にキ◯◯マを握られている状態だな』ということです(笑)。
なにせ、YouTubeチャンネルやグーグルアカウント、そしてアドセンスのアカウントが何かの拍子に飛んで消えて行ってしまったら、私の月収10万円は以降、一切入って来なくなるのですから。これは、恐い!
なので、現在は様々なノウハウを展開し、収益源を数種類確保しています。どれか1つがダメになっても、リスクを限定的にするためです。そして、なるべく偏らないような状況を目指しています。
YouTube収益化の中でも、1つのチャンネルやグーグルアカウントに依存せずコンテンツを分散させるとか。
1つにブログ、1つの案件に頼りすぎないようにするとか。
考えてみれば、1つの会社だけに勤めていることも結構なリスクですよね。リストラされたり倒産したら、給料はそこから未来永劫入って来ないわけですから。
ネット起業においても、ベッキー級の『ドル箱』ノウハウを1つ持つことは嬉しいことに違いないんですけど、それがすなわちリスクになる、ということも意識しておきたいことです。
そして、どれだけそのビジネスを自分でハンドルできる状態にしておくか、というのも重要です。
リアルビジネスでは誰かの都合で仕事の雲行きがコロコロ変わったりしてしまうことが日常的にありますが、ネットビジネスはリアルビジネスと比べて自分で裁量出来る部分が多いのが魅力です。自分主体でビジネスを展開出来るので、リスク管理もやりやすい実感がありますね。
また、ネットビジネスでは無在庫でコンテンツを大量にWEB上に置くことが出来るので、ロングテールの『テール』をコスト無しで作ることが出来ます。これが芸能事務所がタレントを抱えている状態との違いです。
ロングテールとは、インターネットを利用したネット販売などにおいては、膨大なアイテム(商品)を低コストで取り扱うことができるために、ヒット商品の大量販売に依存することなく、ニッチ商品の多品種少量販売によって大きな売り上げ、利益を得ることができるという経済理論。
それにしても、もしベッキーさんのプライベートまで事務所がギッチリ管理指導出来ていたらこんなことにもならなかったんでしょうけど、それをやりすぎると問題にもなりますよね…。
人が売り物、という世界は面白くも大変なんだな、と思った次第です。