日本人サラリーマンの間違った『お客様』観を認識する
先日、香港に行ってきました。
香港って日本人に対してかなり友好的な印象がありまして、どこへ行ってもコミュニケーションで嫌な思いをすることはなかったですね。
これがフランスなんかに行くと、なんというか、冷たくされることも結構経験してるんですよね〜。^^
まあ、国によって国民性が違いますし、こちらの受け取り方というのも勿論あると思いますけどね。
で、
香港でご飯を食べに行ったり買い物をしたりして思ったのは、そこで働く店員さん達の接客態度が、日本人と違うわけです。
具体的には、いらっしゃいませ的な親切さや『お客様は神様』的な雰囲気を感じないということ。いや、別にそれで気を悪くすることはないんですけど、つまりは、目線が同じなんですよ。お客との。
これって香港人とか中国人の感覚だと思うんですけど、サービスを提供することが自分の仕事であって、それ以上でもそれ以下でもない、と。お客様だからといって自分は『下』にいるわけではない、という感じ。
これが日本だと、確実に店員は客よりも下にいますよね。必ず『いらっしゃいませ』と『ありがとうございました』を言いますし。そういう国民性、文化です。
思うに、接客態度はイイんだけど肝心の商品やサービスが良いものでないと、それは商売としてはよろしくないでしょう。逆に、イイものを売っているからといってそれ以外の部分で横柄でいると、顧客も離れていくでしょう。
その2つ、どちらも大事なんだけど、優劣を付けると、やはりイイものを提供することが大事ですね。
価値提供する、ということです。
たまに外国に出てみると、商売とは何か、商人とはどうあるべきかを考えさせられるきっかけがありますね。
日本の社会人、サラリーマンって、この『お客様』観が少々偏ってるんじゃないかな、と思います。
具体的には、お客様に対して謙り過ぎの反面、自分が客になった時は結構偉そう(笑)にしている感じです。このへんが、欧米とか香港と比べて、違うと思いますね。
これはあくまでも私の個人的な意見ですが、お客様の時に偉そうにしてはいけませんし、お客様に謙り過ぎも良くありません。
アフィリエイターも商売人である意識を!
ところで、ネットビジネスの中でもアフィリエイトに取り組んでいるアフィリエイターって、これも商人だと思うんですよ。
ネットビジネスをしている人って、サイトを作って集客して成約して…という風に極めて『PC作業』な作業に勤しんでいますから、機械的に稼いでしまっている人も多いです。パチパチやって日収数千円、とか。
だから、アフィリエイトの実践者もとにかく『稼ぐ』こと、サイトにアクセスを集めることに殆どの気持ちを持っていってるわけです。
それはそれで間違ってはいないんですけど、ここで考えて欲しいのが、私達が行っているアフィリエイトには、向こう側に『お客様』がいるということです。
何かの商品をアフィリエイトするのであればそれを購入するお客様がいますし、クリック課金型のアフィリエイトだったとしても、その広告を見るのは広告主にとって見込み客です。
だから、お金を出す側の人たちに、誠実に情報を届ける義務があるんですよ。その商品を扱う以上は。
ここを理解出来ていない人は、わかりやすく誤解のない説明ページを作成しようという意識に乏しいですし、成約した時に、『生身の人間に売った』という認識を持てません。
ただ、ASPの報酬画面を見て『1件決まった!』と言って喜んでいるだけ。
ここで考えたいのは、私達がやっているのは価値提供だということです。
綺麗な見栄えのサイトを作るのも大事ですが、そのサイトから価値が生まれて、お客様に大事なお金を使ってもらうという認識も大事です。
この時、無条件に謙る必要もありませんが、『このサイトから買って良かった』と思ってもらえるような価値提供をしっかりやっていく、そしてそれを継続していくことにエネルギーを使っていきたいものです。
いい加減な作りのサイトでいい加減に商品を見せたところで大きく売れるわけがないとは思いますが、そこで売れてしまったら、商人としてはあまり褒められたものではないと考えます。
何故、コンテンツをしっかり作る必要があるのか。何故、自分に報酬が発生するのか。
こうしたことを日々の消費生活の中でコツコツ考えていくクセをつけておくと、例えば旅先でも気づきと学びの得られる瞬間があるかもしれませんよ。
なお、副業でブログを使って稼ぎたい人、基礎からきちんと覚えたい人はこちらの無料講座をどうぞ。