DJポリスも出動!ハロウィンは何故こんなにブレイクしたの?
いやあ、2015年のハロウィンは一際盛り上がりましたねえ。年々人気イベントに変貌していくのを目にしてきましたが、今年は過去最大のような気がしました。
で、私は10/31は東武動物公園に行ったんですけど、なんと、ガラガラ(笑)。絶叫マシンから何から、並ばず乗れましたね。ていうか、数が揃うまでなかなか発進しないアトラクションもあったぐらいです。。
ハロウィンにどこ行く?ってなった時、東武動物公園はないでしょ、って思うんですかね、一般的には。一応、ハロウィン尽くしな企画で待っていてくれたんですけどね、東武動物公園さんも。
ではどこで若者たちが盛り上がったかというと、例えば、渋谷が大盛況でしたよね。
渋谷ではあのDJポリスも出動して大騒ぎの現場を収めようとしていたらしいですが、Yahoo!のトップに載るくらい、大問題だったみたいですね。荒事もあったようですし。
ハロウィンという面白いイベントがあるらしい、それは渋谷に行くと楽しめるらしい、行けばイケてる自分になれるかもしれない、じゃあ、行っちゃお!そしてTwitterやFacebookで『今、渋谷でハロウィン!トレンドのど真ん中に、私、いる!!』ってやっちゃお!
…みたいな雰囲気が多いんでしょうね。
それから、この10年でコスプレがかなり浸透してるじゃないですか。『趣味:コスプレ』っていう女の子も増えてるし。20年前だったらレア感がまだあったような気がします。『仮装』じゃなくて、『コスプレ』の方がしっくりきますね。
私達は、大勢で盛り上がるイベントに弱いです。サッカー、クリスマス、そしてハロウィン。意味はよくわからんけど、楽しい場所なら行ってみたい、ヤってみたい、と。まあ、それは世界共通でしょうけど、日本は特にその傾向が強いんじゃないかな?そのうちラマダンとかメッカ巡礼も流行ったらどうしよう(笑)。
そして、このハロウィンの普及を眺めつつ、これからネットビジネスでガッツリ稼ぎたい人にとっては学べることも間違いなくあると思うんですよね。
ネットビジネスでの集客…その極意をハロウィンから学んでみる
まず、なんで10/31の渋谷に人が大勢集まったのか?要素を思いつくままに挙げてみます。
◯海外にはハロウィンという子供が楽しむイベントがある
◯ハロウィンを大人が楽しむための行事にしようとする企業(儲けたい)が多い
◯サッカーやクリスマス的に楽しめる場所があれば行ってみたいという人が多い
◯デートや友達と遊ぶのに何か新鮮なものを探している人が多い
◯仮装できるのでいつもと違った自分に出会えるかも
◯テレビでもネットでもハロウィンに向けて盛り上がっているので自分も盛り上がってきた
◯渋谷に集えばとりあえず何か楽しいことがあるとみんなが言ってる
…他にも色々ありますけど、これら全てが、どこかの場所に『集客』するための仕掛けが作れる材料になり得るんですよね。
もし、ハロウィンが知る人ぞ知るニッチなものであれば、渋谷までカボチャルック(笑)で出かけたりしませんよ。恥ずかしいでしょ、それは。みんなでやるから、イイわけで。
なんていうんでしょう、例えば、甲子園にあんまり人が集まってこなくてテレビ中継もない、スカウトも来ないんだったら、高校球児達もあんなに頑張れないと思うんですよ、毎日の練習を。野球が好きだから、だけじゃないんです。人間って、そういうもんです。
私の場合、東武動物公園でサブい思いをしたのは(実際小雨だったし寒かった)、閑散として盛り上がってないからなんですよね。皆が集まる場所に自分も行きたい。そんなマインドですね。
そして、テレビやネットでバンバン報じられているイベントということで、信用というか権威というか、そういうもんも確かなんですよね。『ハロウィン?俺はスコーピオンズ派だよ』なんて言われているうちは、SNSで仮装自慢も成り立たないわけです。
(※スコーピオンズって何?って思った人は『ジャーマンメタル』とググってくださいwww)
また、それに参加することで自分が『上がる』ような雰囲気も多分にあるのがハロウィンですね。ちょっとした、楽しい未来、幸福を想像できますねえ、渋谷で盛り上がっている自分を思い浮かべると。
そして、『こんな楽しい未来が手に入るイベントがもうすぐやって来るよ!これを楽しむにはね、こういうことにお金を使うとイイんですよ〜』という、商売人からの『買え買えビーム』を一斉に浴びるわけですね(笑)。これはバレンタインやクリスマスと同じ。
権威、非日常への魅力、仲間はずれが怖い感。
こうしたものはインターネット上でコンテンツを配信し人を集め、モノを売る時にも効果の現れる要素とされています。DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を学びながら日本人を大きく集客する行事を観察してみると、色々と気づくことがあります。なるほど、と。
約めていえば、貴方が『ハロウィン』を作れるかどうか、です。そのためにはたった1つ、オンリーワンなイベントでないといけませんし、参加するベネフィットを感じてもらったり、時にはお金を出してもこれを体験したいという人をどれだけ味方にできるか、ということが必要になってきます。
真面目な話、もし、世界のどこかにクリスマスとバレンタインとハロウィンの商戦を掌で操る元締めみたいな人がいたとしたら、その利益たるや凄まじいものになるでしょうね。
そこまでいかなくても、ワクワクする動画とか、ちょっと読んでみようか、と思う人がたくさん生まれるブログ記事をアウトプットする実力が身につけば、毎日を『プチハロウィン』状態にしてダラダラと稼ぐことも可能なわけです。
1つの場所、1つの時間に大量に人が集まる仕組みを、実際の出来事をサンプルにして考えてみる。こういうことって大事だと思いますよ。特にネットビジネス初心者の方にとっては。
街中、マーケティングの教科書です。
上記のように、テレビを見ていたり街を歩いていたりする中で、人にモノを見せて集め、行動を促す、というマーケティングが学べる場所、出来事ってたくさんあると思いますね。
なんでここに人が集まってるんだろう、ここで働いてる人って給料いくらなのかな?経費と収益の数字ってどのくらいだろう、自分だったらこうやってみるかな…
といった具合で、目の前で起きていることの裏側を想像することで、ネット上のコンテンツ制作、集客、セールスを実践する時のヒントが得られたり、カンを磨くこともできるんじゃないでしょうか。
ちなみに、私は面白い風景はすかさず動画撮影するようにしているのですが、それを数年やっているとですね、『ああ、これを撮ってもPVはこのぐらいだろうな』っていう数字が大体判ります。これを観た人の多くはこう思うだろう、とか、これだとサムネイルとタイトルはこうなるからつまんないかもな、とか。判ります。スカウターを装備してますからね(笑)。
毎日家を出て外の空気を吸っているのであれば、何かを感じ取ってネットビジネスに活かさないともったいないですよ!と、思います。^^
P.S.
昨日、渋谷を始め各地で、盛り上がっている場所のゴミ拾いをする人もいたらしいですよ。日本人の誇りですね!!