先日、近所の町医者に子供を連れていったら激混みでした。
最後の会計も結構待たされたのですが、そうなることを見越して2人とも本を持参し、それを読みながら待っていました。
すると1人のおばちゃんが痺れを切らして椅子から立ち上がり受付に歩いていき、
『今お会計お願いします』
と言い放ちました。
事務のお姉さんがやや動揺しながら
『すみません、順番にご案内してますので』
と返すと、
『あらそう、じゃここで待ってるわね』
と言って、今度は受付の横に立ってじっとスタッフさん達を見つめるというアグレッシブなアクションに移りました。
空気を読まず忖度もせず、仕事を急がせるためにとりあえず言うだけ言ってみて攻められるところまで攻める。みたいな感じです。
別に何か無理とかクレームを言っているわけではないのでスタッフさん的には戦いようもなく、言葉を変えて『早くしろ』と詰められているような格好ですね。
で、その直後から心なしかスタッフさん達の手が速く動くようになり、ほどなくしておばちゃんの会計も無事案内されたという。
なんかこの風景見たことあるなあ、と思ったら、随分前に吉野家でも似たことがありました。
やはり混雑した店内で、アウトロー系YouTuberみたいな顔の黒いいかついのが2人ご新規様で入ってきて、その片割れが
『牛丼つゆだく大盛り2つ、超特急でね!』
とニコニコしながら叫びました。
この時もやはり、その直後から心なしか店員の手が速く動くようになり、ほどなくして無事、牛丼つゆだく大盛りが彼らのテーブルに運ばれました。
要は、誰だって毎日最速の仕事はしてないということです。
急げばもっと速く色々できるんだけど、毎日フルスロットルなんてできないよ、と。
この仕事を長く無理なく続けるには常に能力MAXを出すべきではないから、余裕を持ったスピードで仕事する、と。
当たり前の話ではあります。
でも、なんか面倒くさい人に急かされたら面倒はとにかく避けたいからその時間だけは素早く動ける、と。
私は、『なるほど』と思うわけです。
もしあなたが、会社のお仕事とは別に個人ビジネスを立ち上げてそれで満足のいく成果を出し、あわよくば裕福になって時間的自由も手に入れたい!と本気で考えているのであれば、上記のような『面倒くさい人』を心の中に飼っておくことをおすすめします。
これは、
成功を急ぎたいもう1人の自分
と表現してもいいでしょう。
その面倒くさい人から、のんびりやりたいあなたに
『今、成功お願いします』
『今月、月収10万達成お願いします』
『来年中に脱サラお願いします』
と声を掛けてもらうのです。
あなたは色々と大変なので、
『すみません、順番にやってますので』
と答えてしまうでしょう。
すると面倒くさい人は、
『あぁそうなの、じゃここで待ってるね』
と至近距離で睨みを利かせるのです。
あなたは面倒なことに巻き込まれたな、と思いつつ心なしか行動が早くなっていき、To Doの優先順位も『ビジネス』が上位に昇格するはずです。
そしてもっと速く成功したかったら、心の中にアウトロー系YouTuberみたいな顔の黒いいかついのを追加で2人用意して、
『理想のライフスタイル、超特急でね!』
ニコニコしながら叫んでもらいましょう。
これは、もうちょっと一般的に表現すると
『自分を客観視する』
ということだと思うのですが、お前何チンタラしてんだよ、遅いよもっと速くやれよ、と他人に言われてしまうようなペースでやっていたとしても自分ではなかなか気づけないって感じです。
あと、もう1つ言うと、その『面倒な人』ってうざいんで、自分の受付に年中張り付かれたらどう考えてもしんどいじゃないですか。
なのでやる時は3ヶ月〜半年くらいの限定期間でそのモードに入るといいです。2年も3年もフルスロットルで頑張れるわけがないので。
メリハリも大事です。
真面目な話、人生の時間は有限なので、モタモタしていたらあっという間にゲーム終了です。
はやいとこビジネスで成果を出して、どんどん楽しくなっていくのが正解だと、私自身は思っています。
そのためにどれだけ努力できるのか。
そこに尽きます。
まとめです。
空気を読まず忖度もせず、攻められるだけ攻めていく。
最初はこれでいいと思います!