仕事が面倒で投げ出したい時の解決策! 〜人間の弱さに真正面から向き合ってみる〜


今日は、独立起業して5年ほどになる私の経験をもとにコラムをお届けしたいと思います。

前向きに仕事を頑張ろうという考え方の中に、

壁にぶつかっても切り開いていこう

というものがあります。諦めず、困難に立ち向かっていこう!的な。

で、現実世界で実際に起きていることを、書きます。

頑張っている時に立ちはだかるのは『やり方がわからない』『難しい』といった技術的、能力的な壁だけではなくて、『面倒くさいから投げ出したい』というものがあります。

受験生がコツコツ勉強していて、ある日、

『このままじゃ点数も上がらないから合格は危うい。自分の能力でこの志望校の設定は間違っていたのかも』

と言って目標値を下方修正したり、受験自体を諦めてしまったりするという風景は全国的に毎日発生していると思います。

でも、実は点数を上げるための訓練、作業をそのまま継続すればあともうちょっとで成長できる(=点数が上がる)ことは薄々解っているのに、『面倒くさいから投げ出したい』という気持ちが勝ってしまい、別の理由をつけてその欲求を満たしているというケースが多いんじゃないかと予想します。

社会人が仕事に取り組むというシチュエーションにおいても、『面倒くさいから投げ出したい』を正当化するための理由をあれこれ考え抜いて、

『これは自分には難しいんじゃないか』

『このやり方は自分には相性が悪いんじゃないか』

『このやり方だと通用しないんじゃないか』

『忙しいから自分にはできないんじゃないか』

といった理由のもとに隣の芝生を見ながら立て直しを図ろうとするも結局は何もしない時間を数ヶ月繰り返し、最終的には腰が重くなり動きが悪くなってしまい、その欲求を満たしているという人も全国的にめちゃくちゃ多いと思います。

ただ、そんな人でもやる気はまだ残っていて、でも『心地よく頑張れること』を優先したいという欲求に駆られて、なんとか目の前の本来やるべきことから逃げたい、でも逃げきれなくてジワジワと心が苦しくなっていく…

そして結局は行動基準が下がってしまう…という負のスパイラルに陥ってしまう惜しいケースもあるでしょう。

上記は、起業の実践を開始してから今日に至るまでの間、私の身に起こってきたことなので、リアルな体験談ですね。

私の場合、幸い、指導を受けているメンターから

『起業に失敗する人はこういう風に失敗しますよ』

という事例をたくさん聞いてきたことと、実際にそうなっていった人を自分も目にしたことで『なるほど』とその危険ポイントを認識できていたので、たまに堕落してしまった時もそのまま堕ちていかないように、という対策を講じることができるようになりました。

これは難しい、できない、自分には合ってない、このやり方は通用しないんじゃないか

だから、やめよう。

と思う瞬間は毎月のように私を襲ってくるんですけど、実はそんなことが壁の正体ではなくて、半分以上は『面倒くさいから投げ出したい』の気持ちが奥に潜んでいるというわけです。これが、人間です。

実際は目の前にある地味で面倒で難しいことに普通に淡々と向き合い、コツコツと歩を進めることが解決方法だったりするので、逆に言えば、そこさえ出来ればもう大丈夫!とも言えます。

こういう、

面倒なことでもやるべきをやるマインド

って仕事で盛り上がる上で絶対必要です。

『心地よく頑張れること』だけを頑張ってしまうと、足し算と掛け算は勉強するけど引き算と割り算は一切やらない、というのと同じことになり、それが数字(テストの点数や収入の額)にはっきりと反映されてしまうのでくれぐれもご注意下さい。

収入を上げたかったら、心地よく時間を過ごすことではなく収入を上げるための行動を取ることにフォーカスしていきましょう。

これは、会社員として昇給、昇格を狙う時でも同様です。

今回は、案外、壁は己の中にあるんじゃないかな、というお話でした。

不必要に壁を作らない。

です。