『南谷真鈴の父親の職業って何？彼氏は誰なの？エベレストの資金源は？』みたいな話題が沸騰中
先日、夜にテレビをつけたら南谷真鈴（みなみやまりん）さんという女子大生の登山家が出ていました。
この人は登山の資金も大学の学費も生活費も、全部自分で用意しているそうです。裕福な家の育ちらしいのに、大したものです。親も立派ですね。インスタの画像も、壮大なスケールですね！
高校生の時には遭難、滑落の事故に遭ったこともあるとのことで、20歳そこそこで壮絶な人生を送っていますねえ。お父様の仕事の都合で帰国子女、海外生活が長かったので英語と中国も堪能というのがイイですね。私は英語を少々話せますが、広東語もやってみたいんですよね〜。
興味が出てきたので、iBooksで彼女の著書『南谷真鈴 冒険の書』を注文してしまいました。
放送では博報堂DYがサポートしているのでユニクロ、ヒートテックのスポンサード（グローバルブランドアンバサダーに起用）もあり、さりげなくPRしていたのが面白かったです。私はミートテックも着ている、みたいなこと言ってて。
『きっと、みんな悔しいだろうな。』
と思って2ちゃんねるをチェックしたら、案の定いろいろ書かれていました。
エベレストなんてカネがあれば誰でも行けるよ、とか、女の武器を使って成り上がろうとしてるんだろうとか。一緒に登場した友人男性は実はカップルで彼氏なんじゃないかとか。
こんな感じ
↓
女子大生が少なくとも2000万以上使って登山。
登山は金で買える。
ヘリで上がってちょっと上ってヘリで降りるそれだけ。
もう、悔しくて悔してたまらないという人達の熱気あふれる書き込みの数々が、がそこにはありました。
根底にあるのは、
『俺だってやれば出来る』
『なんかこいつ嫌い』
という感情かな、と思いました。
この女子大生を認めてしまったら自分が下がってしまう。何とか、批判して自分の下にこの女を置けないものか。
…負けん気があるのはある意味立派ではありますが（笑）、行動も成長もないまま彼女を否定するのは簡単ではありません。
だから、とにかく情報を精査して馬鹿にできる部分を一生懸命探すわけです。
しかし、
このような壁に落書きを書いてしまうようなメンタリティの大人達も、朝になればスーツを着込みネクタイをして会社に行ったりしているわけです。オフィスの壁に誰かの悪口を書くなんてことはもちろんしません。
みんな、結構辛いんです。
自分も頑張ってはいるけど、今回のこの人生で結果は出せそうもない。
なのに、生意気な女子大生が自分より大きな結果を出して、活き活きと人生をやっている。
どう考えても、気に入らないな。
…ここまで考えると、2ちゃんねらーにも同情の余地はあるなあ、というのが私の嘘偽らざる心境です。
『そりゃそうや』って思います。
私が彼らにアドバイス出来るとしたら、
『年下の有能な女性を上に見る』
ことが素直に出来たらあなたが少し上がりますよ、ということですね。
そのためには自分を見つめて自己否定し、そこから始めることが必要です。始める、というのは行動し成長するということです。
何故、友人や会社の同僚は貴方がネットビジネスで成功したら困るのか？
凄いものを凄いと認定しないことで自分をそれよりも凄い存在に見せようしていると、何も手に入らないままで内心は人を羨み続けながら暮らすというお粗末な人生になる危険があるので要注意です。
『俺だってやればできる』と思っているだけで実際にやらなかったら、美味なる果実は享受出来ません。
それ以前に、やったって出来ないわけですが。
『やったとしても出来ないショボい自分』
これを認定出来たら、成長する準備が開始出来るのです。
たまに観るテレビも、こういうことを考える機会を与えてくれますから悪いものではありませんね。
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