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会社を辞めたら自由人!もう何にだってなれる…はずだよね!?
生きていくのは大変です。
大人になったら、仕事をして稼ぎ、収入を得て自分で生活しなければなりません。
それどころか、奥さんと子供のいる人は自分以外の家族も食わせていかなければなりません。
という当たり前すぎるはずの日常(=会社員生活)を送っている人の中には、こんな想いが芽生えているという人も多いことでしょう。
『もう会社なんて行きたくない…毎日自由に時間が使えたらな〜』
サラリーマンをしていると、どうしても時間と場所に縛られた生活を余儀なくされます。その代わり、毎月末にまとまったお金が給料として入ってきます。給料がなければ生きていけないので、仮に気乗りしない仕事をしていたとしても、これはしょうがないことなのです。
これが前向きにやれる、やりがいのある仕事だったら、その時間、その場所で頑張ることは自らの意思と合致しているので、さほど苦しい体験にはならないとは思います。
でも、そうでない場合は、今自分は損をしているとか、ここではないどこかに行きたいとか、俺の本当の居場所はここじゃないとか、思ってしまうのです。
そして、時間と場所に縛られない暮らしが何とも眩しく見えてしまうわけですね。
いわゆる、脱サラというやつです。
脱サラとは何か。サラリー(月給)で生計を立てるのではなく、自分で仕事を作り稼ぐスタイルにシフトすること。ですね。
今の時代、独りで仕事を作って独りで稼いで生きていくというライフスタイルを送る人が増えてきました。個人事業というやつです。
私も実はその1人で、脱サラしたいと思って2016年の春に会社を辞め、完全独立しています。
今は、スケジュールは全部自分で決めて、自分の裁量で仕事の内容を決めることが出来ています。頑張るのも、休むのも、遊ぶのも、自分で好きに決められます。
…会社員生活から飛び出したいと思っている人がそんな話を聞いたとしたら、羨ましく思うかもしれませんね。事実、私に関しては会社員時代より今の方が幸福度も高いですし、経済的にも安定していますので、低賃金労働時代の苦しみからは解放されました。
何より、朝起きて寝るまでの間、全部自由に使えるのが最高です。睡眠時間もしっかり取れるので、体調の優れない時は無理せず静養することも可能です。
そんなコスパのいい暮らしができるのも、インターネットのお陰です。少ないアクションで多くの人に価値提供できる仕組みが作れるので、私が子供の頃と比べて、個人で収入を得るということに関しては尋常じゃなくやりやすくなっていると思います。インターネット、万歳!
では、WEB起業で脱サラした人がみんなハッピーになっているかと言えば、そんなことはありません。
今日は、個人ビジネスで独立した後長く生き残っている人と消えていく人の違いとして、
時間
の使い方があるよというお話をしたいと思います。
『自由時間のマネジメント』を甘く見てはいけない
まず言っておくと、脱サラした直後、遊び呆ける人が割合多いです(笑)。それまで縛られた暮らしをしていた反動で、平日昼間から飲みに行ったり、お金を使って遊びだすのです。
脱サラできるということは、ある程度副業でやってきたビジネスが回っているという状態の人が多いですから、お金もちょっとあって時間はたくさんある、という状態。そこで、楽しんでしまうんですね〜。
あるいは、家でゴロゴロしたり、ゲームや漫画に没頭したりとか、インドアで遊び出す人もいますね。
まあ、これは、今まで頑張ったご褒美という感じで、しばし楽しむ時間はあっていいと思います。2ヶ月くらいであれば。私も、脱サラ直後は結構腑抜けてしまいましたから。
ここで落とし穴がやってくるわけですが、今まで強制的に行動させられる時間が1日の中で8時間くらいあって、それ以外の少ない時間で自分のビジネスを頑張ってきた人にとって、完全自由というシチュエーションは不慣れなんですよ。間違いなく。
今までだったら、本業は嫌でもやらされるものだから、やる気がなくても真面目にきちんと働いてきたわけです。そして、その働いた分をお金(給料)に換えて、生活していたということですね。
一方の副業は、少ない時間で成果を出さないといけないので、それは集中して頑張ったと思います。人生変えるために。
ところが、そこから解き放たれてしまうとですね、誰もケツを叩いてくれないから、途端にダラケてしまう危険があるんですよ。
特に、締め切りも何もないブログアフィリとかだったら、今日どれだけ頑張れるかで食い扶持が決まってくるという条件で、でもどこまで頑張ればいいかもわからない。サボったって、今日何かまずいことが起きるわけでもないのです。会社だったら、サボったら大変なことになりますけど。
この、『自由時間のマネジメント』が出来なくて継続的な成果を出すことに失敗し、潰れていった人は私の知っている人の中にも、います。
自分で自分を律するということに慣れていない人は、個人起業では危険です。私の場合、独立した時からはビジネスコミュニティの運営をしていましたので、顧客がリアルにいる状態で、諸々の締め切りもある状態でやってましたので、過度に怠けるということは回避できました。リアルに責任を感じられる状況だったのが、よかったんだと思います。
それと、起業家が学ぶ場所、ビジネスサロンに参加していたので、そのへんのマインドはしっかり教えてもらっていたので。完全独学だったら、これもヤバかったかも。。
もし私がブログアフィリで独立していたら、もっときちんとやらなかったら危険だったかもしれません。締め切りがないビジネスなんで。ビジネスモデルはいいものなのに、自分のマインドが原因で沈没してしまうということが起こりうるわけです。
まず、そもそもの『スケジュール』を立てて仕事をするというのが出来ない人はダメになる確率大です。逆に言えば、それができれば非常にスムーズにいくでしょう。これは自分株式会社といった考え方なので、大企業が事業計画を株主総会で発表するのと同様に、自分で自分の事業計画を吟味していくべきなんです。
そこで大事なのは、今日、今週、今月、そして今年来年をどう進めていくか。というビジョンなんですね。そこから逆算して、今日の朝〜夜までの作業内容を決める、と。
あまり堅苦しくなる必要はないし、ある程度は柔軟に動いていってもいいと思います。それが出来るのが個人起業の魅力でもありますから。しかし、完全にいきあたりばったりだと、絶対まずいですよ、ということ。
うーん、当たり前すぎることばかり書いてますけど、これが出来ていない人が多いから、脱落者もちょいちょい生まれるんだろうなあ。
なぜあなたが会社員で家族を養えているのかを考えよう
これも大事な話なんですけど、例えば会社勤めをして手取り30万の人がいたとして、その人が『会社を辞めたら自分で30万稼ぐなんて無理だよ〜』ということを言っていたとします。
事実としてはそうなんでしょうけど、でも、その人だって30万分の価値を会社に提供しているから、そのお金をもらっているわけですよね。
その礎となるのは、どう考えても労働です。会社が、30万円分の仕事をきちんと用意してくれていて、それを嫌でもなんでもやっているから、月末に自分の口座に振り込まれるわけです。
すると、自分のアクションのどのへんが、30万円とリンクしているのか、と考えてみる、調べてみる、というのをやってみたら、あなたが個人起業でどう時間を使えばいいかも理解できてくるはずです。
会社員をしていて月30万貰っている人の多くは、その30万の根拠について深く考えるということはしていないでしょう。これは権利であり、捧げた時間とエネルギー、そして奪われた自由の対価なんだ、と。
でも、給料を払う側としては、売上に対して使っていい経費の中の1つとして、あなたの給料を位置付けています。あくまで、売上と残る利益のバランスの中で決定されるコストなのです。『自由を差し出した代償としての権利』ではなく。
嫌な仕事にこそ『儲かる要素』が内包されている
もう少し考えを進めてみると、会社で嫌な仕事があったとして、働く人が嫌がるようなことだけど誰かがやらないといけなくて、だから自分がやっているから嫌だ、的な仕事って、よくよく考えたら結構大事な仕事なんじゃないでしょうか。
自分が嫌だと思っているのに、会社はそれをやれという。
つまり、利益を出すために必要なアクションだということかもしれないじゃないですか。
私の会社員時代の反省として、勤務時間内はなるべく楽しく快適に、そしてラクに過ごしたいから、そういう仕事だけで済むようにあの手この手で頑張っていたんですね。例え会社のためにはならなくても、自分にとっては心地いい仕事。できれば、それで評価もしてもらいたい。という図々しいモチベーションですね(笑)。
これは労働者側としては反省どころか、幸福度を上げるための知恵だと思うんですね。
でも、私は起業で成功したい人なのですから、そこで仕事の本質に気付くべきだったとは思う次第です。
好きなことって、儲からなくてもやるじゃないですか。でも、本質は、嫌だろうがなんだろうがやらないといけないこと、にあると思うわけです。
だから、脱サラした後の時間の使い方も、気持ちのいい使い方だけやっていたらクオリティの高いビジネスを遂行するのが難しくなるよ、と言いたいんです。
やるべきを、やる。面倒な作業こそ、未来の自分のために必要かもしれない。と思いながらスケジュールを組めるかどうか、そこをデメリットと思わずに必要なことと捉えられるか。です。
自由時間が大きく手に入った時のシミュレーションをしよう
では、副業に励んでいる段階で決めておきたい『脱サラ直後の時間』を上手く使いこなす秘訣について述べてみます。
いろいろあるんですけど、今日はシンプルに、この3つです。
1. 仕事に締め切りを設定する
2. 他人に行動予定を宣言して自分にレッテルを貼る
3. とっておきのご褒美を用意する
仕事に締め切りを設定する
前述の通り、自分で仕事を作って自分で自由にやっていると、提出期限のないタスクばかりを作ってしまいがちなんですね。もちろん作業が遅いと収入にも響くはずなんですけど、今日サボったからといって目に見えてダメージは受けないので、ズルズルとダラダラし始めてしまうという。
なので、会社での仕事にいちいちタイムリミットがあるように、個人ビジネスの仕事も、いちいちタイムリミットを決めるんです。
すると、何も決めていない時よりも仕事が早く終わります。3日かかるものが1日で完了したりします。これを1年続けたら、とんでもない作業量の差が生まれます。
もう、生き残る人と消える人の差はこれで殆ど埋まるんじゃないかな?^^
しかし、その設定した締め切りが過ぎても、別にまずいことが起きないというのが難点です。叱ってくれる上司も、罰金を徴収する機関も、存在してないですから。
そこで出てくるのが、2つ目の対策です。
他人に行動予定を宣言して自分にレッテルを貼る
これが非常に効果的です。私はたまにやります。
例えば、英語を学習し始めた時は、『最近英語を勉強し始めたんだど、2年後に通訳抜きで外国人と仕事できるようになる』と喧伝しまくったんですね。周囲の人達に。
すると、2年後に全然身についてなかったらダサいじゃないですか。だから、何とかやり遂げました。今は、もちろん通訳抜きで海外の会社とビジネスやってますよ!
他にも、いついつまでにこのサイトを作り終える、とか、いついつまでにこの動画をYouTubeに公開する、とか、そういうことを周囲の仲間に宣言して、それを理由にやり遂げるというのは成功事例が多々あります。
でもって、こうやって他人に行動予定をいいふらすことで、『自分はその期限までに行動を完了させられる人間なんだ』という形が出来ていくんです。最初は言葉だけですが、実際にやり遂げると、それが実績になっていきます。有言実行ってやつですね。
すると、数を重ねるうちに『宣言したことはやり遂げられる人』というレッテルが自分に貼られていくんですね〜。
そして、そんな評価の自分を続けていかないといけない責任感も生まれて、ますます行動基準が上がるという寸法です。
他人に行動予定を宣言して自分にレッテルを貼る。非常にオススメですよ!
ただ、
こういう風にあれこれと面倒事に対して意欲的に取り組むという姿勢を持つのは素晴らしいこととして、それでもやっぱり面倒じゃないですか。時間を計画的に使うなんて。
ブログアフィリエイトをやっている人の中にはブロガー気質でクエリエイティブに楽しめる人だっているかもしれませんが、そうじゃない人の方が多いでしょう。そのうち、窮屈になってしまうかもしれないですよね。多分。
そこで、もう1つ、良いアイデアを出しておきますね。
とっておきのご褒美を用意する
嫌な仕事、面倒な仕事を決めた時間の中でやり遂げられたら、そのお祝いを自分にしてあげましょう。
これは、何でもいいですよ。美味しい飲み物で乾杯する(友達とZOOM飲み会でとか)、コンビニでスイーツを買う、2時間くらいドライブに出かける、などなど。あなたにとって心地のいいイベントを、用意しておくのです。
これが終わったら、それが待っている。
と思えば、そこに向かって頑張れそうじゃないですか?というか、頑張れるご褒美を考えるんです。
腰が重くて行動できない日は特に、このご褒美企画を実施するといいですね。これが自由時間の使いこなしテクです。
脱サラをしたがために堕落して消えていった人もいる
ついでに現実に起きている事例もお伝えしておきますね。
ブログアフィリエイトのビジネスで月収数十万円を副業で稼げるようになってから、めでたく独立したはいいがそこから作業量が激減して収入がなくなり、元の暮らし(労働)に戻っていった人も、私の周囲にはいます。
せっかく自由時間がたくさん手に入ったんだから、その時間でガンガン作業すれば収入は3倍4倍と膨らむはずじゃないですか。
でも、なんで頑張らなくなったのか。
これは、やはり『自由時間の使い方』がわからないからでしょうね。突然自由になって、その自由に戸惑ってしまうというか。
また、引き戻し現象という言葉もあります。事が上手く進んでいくと、なぜか元の状態に戻ろうとする自分も芽生えてくるというお話です。
そこに至る要素として、慢心だったりとか自らを律する心ができていないとか、はあると思うのですが、頭の中で思い描いていた『自由』という甘美な世界がリアルに目の前にやってくると、そのギャップに対して何かネガティブなものが生まれてしまうのでしょうか。
ネット起業に限って言えば、事業が上手くいかなくて潰れていったというよりは、怠けだして自滅するパターンの方が激しく多いかな、と。インターネットビジネス的なジャンルの市場は日に日に拡大してますし、もう、ボーナスステージ状態ですから。
勝率の高いビジネスをやるからこそ自らを律していこう
ブログアフィリとか、私がやっているオンラインコミュニティ運営のビジネスはコストが殆どかからないのにしっかり収益の上がる魔法のような(?)業種と言えます。
なので、先入観として『仕事』『事業』『職業』という感覚が薄くなってしまいがちです。
だからこそ、上司にケツを叩かれて嫌でも奮闘したサラリーマン時代と同じ熱量で、自分で自分を鼓舞しながら頑張り続ける方法論を手に入れるのが大事なのではと思う次第であります。まずは、時間のマネジメントですね。
なお、なぜインターネットビジネスがコスパ最強のビジネスかというと、
無在庫・無店舗・無限商圏
という条件で集客が出来る点にあります。データ販売であれば材料代、仕入れ代が不要で在庫を抱えるリスクもないですから。これが倉庫の要る話だったり、農業のように広大な土地を所有orレンタルしないと成り立たないビジネスモデルだったらキツいです。
このへんの話はまた今度じっくりと!